法人必見!自動車保険の基本と選び方5選法人 自動車保険

法人向け自動車保険

法人が加入する自動車保険って難しいってイメージがありますよね。

たしかに、法人が加入する自動車保険は個人の方が加入する自動車保険とは多少違う部分があります。

補償内容や特約など、個人では付帯できないものもあり、戸惑ってしまうでしょう。

そこで、こちらの記事では、「法人が加入する自動車保険」と「個人の方が加入する自動者保険」の違いや特徴をわかりやすく解説します。

こちらの記事がおすすめの人
  • 法人の自動車保険の切替を考えている法人
  • 自動車保険の満期が近づいている法人
  • これから自動車を購入する予定の法人

法人用の自動車保険とは

法人様が加入する自動車保険とは大きく分けると2つの種類に分けられます。

  • 1〜9台の自動車を保有している法人:ノンフリート契約
  • 10台以上の自動車を保有している法人:フリート契約

それぞれの違いを解説します。

ノンフリート契約:1〜9台の自動車保険

ノンフリート契約の特徴は下記のようになります。

  • 1台ごとに保険契約をする方法と2〜9台の自動車保険を1契約でする方法がある
  • 台数に応じて保険料の割引制度がある
  • ミニフリート契約の場合は「契約者」と「記名被保険者」は同一
  • 1台ごとの等級が適用される

フリート契約:10台以上の自動車保険

フリート契約の特徴は下記のようになります。

  • 等級に変わって全台数適用の優良割引制度がある
  • 全車両一括特約を付帯することで、期間中に取得した自動車も、取得日から遡って補償が適用される

法人の自動車保険と個人の自動車保険の違い

法人が加入する自動車保険と個人が加入する自動車保険には違いがあります。

法人と個人の自動車保険の違い
  • 保険料
  • 特約による補償の範囲
  • 加入できる自動車

では、一つづつ解説します。

個人の自動車保険との違い【保険料】

一般的には法人が加入する自動車保険の保険料は高くなる傾向にあります。

自動車保険の保険料が高くなる理由は下記の2つです。

  1. 不特定多数の人が運転する
  2. 走行距離が長くなる傾向にある

このような理由から、法人の自動車保険の方が保険料は高くなる傾向にあります。

個人の自動車保険との違い【特約による補償の範囲】

法人の自動車保険は、個人の自動車保険では付帯できない特約をつけられます。

代表的な特約は下記の通りです。

  • 事業用積載動産特約
  • 企業、団体見舞費用特約

このように個人の自動車保険では付帯できない特約をつけて補償の範囲を拡大できます。

個人の自動車保険との違い【加入できる自動車の種類】

法人の自動車保険では個人では加入できない種類の自動車も保険に加入できます。

  • タクシー(お客様を乗せて走行)
  • 運送車両(運賃もらって走行する車両)
  • キッチンカー

上記の車両は個人の自動車保険では加入できない車両になりますが、法人の自動車保険であれば加入できます。

法人向けの自動車保険の選び方

法人自動車保険の選び方

法人の自動車保険を選ぶ時には2つのポイントを紹介します。

  1. 補償内容を選ぶ
  2. 特約を選ぶ

上記の2つのポイントを解説します。

自動車保険の選び方:補償内容

法人の自動車保険の補償内を選び際には、下記のポイントを抑えるようにしてください。

  • 対人賠償責任:無制限
  • 対物賠償責任:無制限
  • 人身傷害:無制限
  • 車両保険:付帯が望ましい

それでは一つずつ解説します。

対人賠償責任は無制限にする

対人賠償責任は「無制限」がおすすめです。

事故の際に、損害がいくらになるかなんて、予想することはできません。

ちょっとした怪我くらいなら、実費で治療費を補償することもできますが、万が一相手が死亡したり後遺障害になったりしたら、損害賠償請求は非常に高額になる可能性もあります。

そのため、対人賠償責任は無制限にすることがおすすめです。

対物賠償責任は無制限にする

対人賠償責任と同様に対物賠償責任も「無制限」をおすすめします。

事故の際に相手の損害がいくらになるのかを予想するのは難しく、万が一精密機器を積載下トラックなどにぶつけてしまい、積荷が破損してしまったら非常に高額な損害賠償請求をされる可能性もあります。

そのため、対物賠償責任も無制限にすることがおすすめです。

人身傷害は無制限にする

人身傷害も「無制限」をおすすめします。

自分自身や搭乗者に対しての補償なので、上限額を設けるのは大きな怪我や万が一死亡してしまった時に、補償が足りないなんてことになりかねます。

自分または、搭乗者の補償こそ、治療費や残された家族のために無制限にするべきなのです。

車両保険はできるだけ付帯する

法人の自動車保険には車両保険を付帯することをおすすめ。

事故の際には、過失割合に応じて自社の自動車の修理費を負担しなければならないケースもあります。

また、相手がいない自損事故や当て逃げなどの場合には、損害賠償請求できる相手がいないために、自社で車両の修理費を負担する必要があります。

このように自社に過失がない場合でも修理費を負担する可能性があるために車両保険は必須の補償です。

自動車保険の選び方:特約の選び方

法人が加入できる個人の自動車保険にはない特約には下記のような特約があります。

  • 企業、団体見舞費用特約
  • 対人賠償使用者人災害特約
  • 対物賠償非所有管理財物特約
  • 搭乗者傷害事業主費用特約
  • 事業用積載動産特約
  • 運送事業者受託貨物賠償特約
  • 法人契約の指定運転者特約
  • 人身傷害業務上災害不担保特約

どの特約が自社に必要なのかは、専門家に相談するのが最も失敗の少ない方法です。

貴社に最適な特約の付帯状況の判断や現在の内容の確認については、ぜひ弊社までお問い合わせください。

自動車にかかる経費の削減方法

法人保険の保険料削減

自動車保険や自動車にかかる経費を少しでも削減したいと思うのは企業として当然のことです。

企業で業務に使用する自動車を維持するためには一般的に下記のような費用が必要となります。

  • 自動車の車両代金
  • 整備費用
  • 車検費用
  • 自動車保険の保険料

このような費用を少しでも削減するためには、ぜひ専門家への相談をおすすめします。

法人自動車保険のよくある質問

自動車保険を法人化するとどんなメリットがありますか?

自動車保険を法人化するメリットは、保険料を法人が支払うことで支払保険料で費用化でき、経費を増やすことができます。

自動車保険の法人契約とはなんですか?

自動車保険の法人契約とは、「契約者」「記名被保険者」「車両所有者」のすべてが同一法人名義になっている自動車保険の契約のことです。

自動車保険はどこの会社がいいですか?

弊社にお問い合わせください。

法人向けの自動車保険の補償範囲は?

法人自動車保険の補償範囲は、一般的には個人の方が加入する自動車保険の補償範囲に法人特有の特約を付帯することで変わります。