大雪の翌朝、車の屋根がへこんでいたり、ガラスが割れていたりすると、頭が真っ白になりますよね。
修理代はいくら?保険は使える?火災保険なのか車両保険なのかも分からない。
この記事では、雪で車が壊れたときに最初に切り分けるべき保険、補償されやすい事故パターン、限定タイプで対象外になりやすいケース、そして写真と見積のそろえ方まで、損をしない順番で整理します。
- 雪で車が壊れたときは、基本は自動車保険の車両保険が対象です。
- 落雪・雪の重み・雪崩は対象になりやすい一方、雪への衝突やスリップは限定タイプで差が出ます。
- 安全確保→写真→保険会社連絡→見積の順で進めるとスムーズです。

【保険コンサルタント:長谷川】
保有資格
- 損害保険募集人資格
- 生命保険募集人資格
- 損害保険大学課程資格
- FP2級
保険業界歴12年、火災保険取扱件数2,000件、保険金の請求対応の顧客満足度98%
雪で車が壊れたとき、まず使える保険を切り分ける
これから雪で車が壊れたとき、まず使える保険を切り分けることについて解説します。
- 車の損害と構造物の損害の分け方
- 車両保険のタイプ確認
- 事故形態で増える補償
車の損害は車両保険、カーポート等は火災保険になりやすい
雪で車が壊れた場合、基本は自動車保険の車両保険が出番になります。
落雪でボンネットがへこんだ、雪の重みで車が損傷した、といった雪害は車両保険の補償対象として案内されています。
一方で、カーポートや車庫そのものが壊れた損害は自動車保険の対象外になり、火災保険で見られる可能性があります。
実務だと、カーポートが潰れて車が傷ついたケースが多いです。
このときは、車は車両保険、カーポートは火災保険の可能性という形で、窓口を分けて進めるのがスムーズです。
最初にここを整理しておくと、電話する順番も、必要な写真も迷いにくくなります。
まず確認するのは車両保険の有無とタイプ(一般・限定)
車両保険を付けていない場合、雪害でも車の修理費は自己負担になりやすいです。
付けているなら、一般タイプか限定タイプかを確認します。
大雪・雪崩による損害は、一般タイプだけでなく限定タイプでも補償対象になると案内している会社があります。
ただ、限定タイプは事故の種類で対象外が出やすいので、後の章で事故パターン別に切り分けます。
単独事故か、物に当てたかで使う補償が増える
雪でスリップしてガードレールや壁に当てた場合は、車の修理は車両保険、相手の物を壊した分は対物賠償が絡むことがあります。
自分の車だけが壊れたのか、他人の物を壊したのかで、必要な手続きが増えるので、ここも早めに整理しておくと安心です。
雪害で車両保険が補償する代表パターン(落雪・雪の重み・雪崩)
これから雪害で車両保険が補償する代表パターンについて解説します。
- 落雪や雪の塊によるへこみ
- 雪の重みで構造物が落下して下敷き
- 雪崩による損害
落ちてきた雪や落雪でへこんだ・割れた
屋根から落ちてきた雪で車がへこんだ、ガラスが割れたといった損害は、車両保険で補償される旨が案内されています。
ここで大事なのは、火災保険ではなく車両保険側になることが多い点です。
車の損害は火災保険の対象に含まれないと説明されることが一般的です。
朝、駐車場に行ったらルーフが凹んでいて、屋根の端に雪庇ができていた。
こういう状況なら、周辺状況の写真も添えて、落雪が原因と説明しやすくなります。
雪の重みでカーポートが落ちて車が下敷き
雪の重みでカーポートがつぶれて車が下敷きになったケースも、車両保険の対象として例示されています。
このとき、カーポート自体は火災保険で見られる可能性がある一方、車は車両保険になる、という分け方が現実的です。
請求先が二つになるので、写真も二系統で撮っておくと後が楽です(車の損傷、カーポートの損傷)。
雪崩で車が巻き込まれた
雪崩に巻き込まれた損害も、車両保険の対象として案内されています。
この場合はレッカー移動や一時的な代車も必要になりやすいので、加入している保険会社の事故受付やロードサービス窓口に早めに連絡するのが現実的です。
補償対象外になりやすいケース(限定タイプの注意点も)
これから補償対象外になりやすいケースについて解説します。
- 雪の塊へ衝突、スリップ事故の扱い
- 消耗品・劣化系の扱い
- 判断が割れそうなときの確認ポイント
雪の塊に衝突、スリップして衝突は限定タイプで差が出る
道路脇に積まれた雪にぶつかった、雪でスリップして電柱や壁に当てた、といったケースは、限定タイプだと対象外になる場合があると案内されています。
逆に、落ちてきた雪や雪の重みで落下した物による損害は、限定タイプでも対象になるとする案内もあります。
同じ雪の事故でも、原因が自然落下なのか、運転中の衝突なのかで分かれるので、ここは事故状況の説明が重要です。
タイヤや消耗品、経年劣化は基本的に対象外になりやすい
スタックしてタイヤが傷んだ、消耗部品が劣化していた、といった話は、雪害そのものの補償とは別問題になりやすいです。
保険は偶然な事故による損害を補償する設計で、車両保険も保険金額を上限に修理費等を補償する、といった枠組みで説明されています。
迷うときは、まず修理工場で原因を切り分けてもらい、保険会社に状況を伝えるのが早いです。
補償されるか曖昧なときの確認ポイント
曖昧なときは、次の3点を揃えると話が進みます。
- いつ気づいたか(日時)
- 何が原因だと思うか(落雪、重み、衝突など)
- どこが壊れたか(部位と写真)
特に限定タイプは事故類型で分かれるので、写真と状況説明の精度がそのまま結果に効きます。
事故直後にやること(安全確保・証拠・連絡の順番)
これから事故直後にやることについて解説します。
- 安全確保と二次被害防止
- 写真の撮り方
- 連絡の順番
まずケガ防止と二次被害防止(落雪・感電・車の立ち往生)
落雪が続きそうな場所なら、車の損傷確認を優先しすぎず、まず人が安全な場所に退避します。
電線の垂れ下がりや倒木があるなら近づかない。
車が動かせないなら無理にアクセルで抜けようとせず、状況を記録して連絡に回す方が結果的に早いです。
雪害は焦るほど事故が増えるので、最初の5分は安全確保に振り切って大丈夫です。
写真の撮り方(全景・損傷アップ・周辺状況)
写真はこの3種類が鉄板です。
- 車全体(ナンバーが写る距離感)
- 傷やへこみのアップ(複数角度)
- 周辺状況(落雪の元、積雪量、カーポートの倒壊状況など)
落雪や雪の重みが原因だと説明しやすい素材を、周辺ごと残すのがコツです。
連絡先の優先順位(保険会社・修理工場・ロードサービス)
動ける状態なら、保険会社(事故受付)→修理工場の順でも問題ありません。
動けない、危険があるならロードサービス窓口を優先します。
保険会社のFAQでも、保険金請求やレッカー等の案内窓口を用意している例があります。
保険金請求の流れと必要書類(写真・見積・修理先の選び方)
これから保険金請求の流れと必要書類について解説します。
- 申請フロー
- 見積と修理先の選び方
- 代車・レッカーの確認
申請の基本フロー(連絡→見積→修理→支払い)
雪害で車両保険を使う流れは、事故連絡をして、修理見積を取り、必要書類をそろえて支払い、という形が基本です。
雪害が車両保険の対象であることは複数社が案内しており、まずは事故として受付してもらうのがスタートになります。
見積の取り方と修理先の選び方
雪でへこんだだけに見えても、裏の骨格やセンサー周りまで影響していることがあります。
まずは整備工場で点検と見積を取り、修理範囲を可視化します。
その上で、免責(自己負担)がある契約なら、見積と免責の差額を見て、保険を使うかの判断がしやすくなります。
代車・レッカー・レンタカー特約の確認
自走できないときはレッカーが必要ですし、通勤で車が必須なら代車やレンタカーが現実的です。
会社ごとに案内があるので、加入している保険会社の窓口で、手配方法と対象条件を一緒に確認すると迷いません。
車両保険を使うと等級はどうなる?使うか迷ったときの判断軸
これから車両保険を使うと等級はどうなるか、使うか迷ったときの判断軸について解説します。
- 等級への影響
- 修理費と保険料の比較
- 迷ったときの安全策
車両保険を使うと等級はどう動くか
雪害で車両保険を使った場合、等級が1等級下がるなどの影響が出ると説明されています。
つまり、保険金を受け取れる一方で、翌年以降の保険料が上がる可能性がある、という構造です。
修理費と免責、保険料アップを天秤にかける
判断はシンプルにすると迷いません。
- 修理費見積
- 免責(自己負担)
- 等級ダウンで増える保険料(概算)
この3つを並べて、実質どれくらい得かを見ます。
保険会社や代理店に、使った場合の保険料影響の目安を聞くのが早いです。
迷ったら見積だけ先に取るのが安全
迷っている段階で、いきなり保険使用を確定させる必要はありません。
先に見積と写真を揃えて、保険会社に相談し、自己負担と受取見込みを見てから決める。
この順番が、後悔しにくい動き方です。
次の大雪に備えるチェックリスト(駐車場所・装備・契約見直し)
これから次の大雪に備えるチェックリストについて解説します。
- 駐車場所の見直し
- 物理的な対策
- 保険の最適化
大雪前に見直す駐車場所(屋根の下、カーポート等)
屋根の下は安全に見えますが、雪庇や落雪の導線に入っていると逆に危険です。
カーポートも、雪の重みで倒壊するリスクが現実にあり、車と構造物で保険が分かれることがある、と案内されています。
落雪しやすい屋根形状の近くを避けるだけでも、被害の確率は下がります。
雪下ろし・除雪で車を守る現実的な工夫
無理な屋根作業は危険なので、車を移動できるなら落雪エリアから離すのが一番確実です。
ワイパーを立てる、凍結防止の準備をする、スタックしやすい場所に停めない、といった小さな工夫も効きます。
車両保険のタイプと免責の最適化
雪国寄りの地域や、屋外駐車がメインなら、限定タイプで足りるかは一度点検した方がいいです。
限定タイプは雪への衝突やスリップ事故で対象外が出る可能性が示されています。
落雪や雪の重み由来の損害は対象になりやすい一方、運転中の衝突系で差が出る。
この前提で、自分の使い方に合わせて選ぶのが現実的です。
雪で車が破損した時の保険: まとめ
雪で車が壊れたら、基本は自動車保険の車両保険で補償される可能性があります。
落雪や雪の重み、雪崩による損害は一般タイプだけでなく限定タイプでも対象になると案内される一方、雪の塊への衝突やスリップ事故は限定タイプで対象外になる場合があります。
事故直後は安全確保→写真(全景・損傷・周辺)→保険会社連絡→見積の順で進めます。
カーポート等の損害は火災保険側になることもあるため、車と構造物を分けて整理するとスムーズです。
- 車の損害は車両保険、カーポート等は火災保険になりやすい
- 落雪・雪の重み・雪崩は車両保険の対象になりやすい
- 雪への衝突・スリップは限定タイプで対象外の可能性
- 写真は全景+アップ+周辺状況の3点セット
- 車両保険使用で等級に影響が出ることがある
雪で車が破損した時の保険: よくある質問
今の保険が会社を守れているか、一度確認してみませんか?
もし、
- 自社の加入中の保険が適切に設計されているか不安
- 今の保険が本当に会社を守れているのかわからない
- 見直したいけれど、どこから手をつければいいのか迷っている
という状況であれば、一度プロ目線で“会社のリスク構造”を棚卸ししておくと安心です。
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